クローズドクエッションとは?
クローズドクエッションとは、
はい/いいえ で答えられるような、
回答範囲が限られている質問方法です。
オープンクエッションとは、逆ですね。
クローズドクエッションは、一般的に、
会話を盛り上がらないと思われがちですが、
クローズドクエッションにもメリットはあります。
・相手からの答えが素早い
・物事を明確にする
・了解を得られる
・話題をコントロールできる
また、うまく使うことで、
相手との会話を広げるきっかけになりますし、
質問者が話題を決めることが出来るため、
会話をコントロールすることが出来ます。
クローズドクエッションを活用することで、
初対面の人とすぐに打ち解けることが出来ます。
初対面の人と打ち解けるには、
相手に安心感を持ってもらうことが重要です。
そのためには、クローズドクエッションを使って、
「はい」という答えをもらう事が有効になります。
「はい」と同意してもらう事で共感できるポイントが
たくさんあるんだと、相手に認識してもらうのです。
一方、デメリットもあります。
質問され続けると、
まるで尋問を受けているように感じます。
相手は「はい」か「いいえ」しか答えないので、
短絡的なやり取りになり、
やりすぎると、相手は尋問を受けているように感じます。
それに、親しい仲でないと、
「はい」か「いいえ」で会話が終わってしまいます。
初対面のような、そんなに親しい仲ではない場合は、
クローズドクエッションで、きっかけをつかみ、
オープンクエッションを駆使して、
会話を盛り上げましょう。
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クローズドクエッションを活用する際の注意点
初対面の人と打ち解けるために、
クローズドクエッションを活用し、
「はい」を答えさせるのは、有効ですが、
あまり、「はい」と答えさせようと思わないことが大事です。
たしかに、「はい」と言ってもらう事が目的なんですが、
人は、「はい」を繰り返すことで、次の言葉を断りづらくなる傾向になります。
なので、あまりに「はい」を答えていると、
「”はい”を言わせようとしているな・・・」と人は無意識のうちの感じてしまい、
壁を作ってしまう事があります。
「はい」を答えさせるのは、この人とは共感できるポイントがあるという、
「安心感」を得ることが大事なのです。
まずは、一般的な事を聞いてみましょう
最初は、天気や、季節など、
仕事であれば、プロジェクトに関する時期的な事のように、
客観的な事実から伝えて、相手との同意を得ましょう。
その後で、相手に関することを投げかけてみると、
上手くいくことがあります。
オープンクエッションとクローズドクエッションを活用した会話例
ここで、オープンクエッションと、クローズドクエッションを活用した
会話の例を見てみましょう。
会話例
お休みの日はインドア?それともアウトドア?(クローズド)
どちらかというと、アウトドアかな。
アウトドア派なんだ!(共感)
お休みの日は何をするのが好きなの?(オープン)
サイクリングが好きだよ。
そうなんだ〜。(共感)先週の日曜日も行ったの?(クローズド)
行ったよ。友達と○○町でサイクリングしたんだ。
いいね!○○町は良いところだよね〜。(共感)
どうだった?(オープン)
天気も良かったし、サイクリングロードも整備されていて、
走りやすかったよ。
それに途中で食べたスイーツもおいしかった。
楽しそう!僕も行きたいなぁ〜。(共感)
サイクリングはよく行くの?(クローズド)
月に、2、3回は行くかな。
すごい。アクティブだね〜!(共感)
今までで一番良かったサイクリングはどこだった?(オープン)
一番良かったのは「□□□」に行った時で・・・
いかがでしょうか?
クローズドクエッションできっかけを作り、
オープンクエッションで話題を広げてますね。
あなたも、このテクニックを駆使して、
会話の幅を広げてみましょうね。
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